撮影のコツ

前ボケ・後ボケを使った表現

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被写体がちょっと地味だったり、いろんな構図や角度を試してみても代わり映えしない写真になってしまう場合、前ボケ・後ボケを試してみるのをオススメします。

構図はおもに写真の平面方向を表現するために使いますが、前ボケ・後ボケは写真の奥行き方向を表現したいときに使えます。

とくに用意するものも無いので手軽に使うことができて、かつ「それっぽくなる」テクニックなので、ぜひ覚えてみてください。

前ボケ・後ボケってどんなやつ?

前ボケは、メインの被写体より手前にある人やモノをボケさせること、後ボケは被写体より奥にある人やモノをボケさせる表現方法のことです。

後ボケは単に被写体の背景がボケているだけなので、意識せずとも出来ていることもありますが、前ボケは意識的にやらないと出来ない写真と言えますね。
(撮ろうと思ったら手前に何かが横切って失敗写真になった…というのは除く)

ただ、後ボケもコツを掴めば今よりもっとボケさせることができるので、ボケに関する知識は持っておいて損はないと思います。

前景・後景をボケさせるためには?

カメラ・被写体・ボケさせる対象の距離を意識

カメラ・被写体・ボケさせる対象の距離をコントロールすることで、一定の効果が得られます。

位置関係は前ボケと後ボケで違いますので、以下のように覚えておくとよいでしょう。

  • 前ボケの場合:カメラと前ボケ対象までの距離を近く、被写体までを遠く
  • 後ボケの場合:カメラと被写体までの距離を近く、後ボケ対象までの距離を遠く

距離のコントロールによるボケの調整はレンズを変えなくて済むので、どんな人でも使えるテクニックになります。

ただし、構図を変えたくない、物理上の問題で被写体・ボケ対象に近づけない場合は以下の方法を使う必要があります。

望遠レンズを使用する

同じ絞りで比較した場合、望遠レンズなどの焦点距離が長いレンズを使ったほうが、ボケは大きくなります。

被写体のすべてを構図に収める場合は離れる必要がありますが、手っ取り早くボケさせるなら焦点距離も意識しましょう。

ちなみに、iPhoneなどのスマートフォンで撮った写真がボケにくいのは、使われているレンズは標点距離の短い「広角レンズ」だからなんですね。

開放絞り値が低いレンズを使用する

絞りはボケに直結する設定です。

大きなボケを得るためには絞り値をできるだけ小さくする必要がありますが、最小絞り値はレンズによって異なるため、レンズの購入は慎重に行う必要があるでしょう。

お手軽に絞り値をコントロールする場合、撮影モードをAvモード(機種によってはAモード)を使えば、絞り値以外の設定をカメラ任せにすることができるのでオススメです。

撮影モードの詳しい解説については以下の記事も参考にしてみてください。

カメラモードのカメラの撮影モード(P・Av・Tv(S)・M)を使い分ける

まとめ

ボケ味は一眼レフ・ミラーレス一眼を楽しむうえで切り離せない大切な要素ですが、使いこなすことで写真をより印象的にすることができます。

最近のスマートフォンでは二つのレンズで撮影した写真を合成して、擬似的なボケを作り出す機種も販売されていますが、そのあたりの写りに関してはまだまだ一眼レフ・ミラーレス一眼のほうが強い印象です。

何より、前ボケ・後ボケは機種を限定しない構図のテクニックなので、ぜひ覚えてみてください。


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