撮影シーン別

打ち上げ花火や手持ち花火をキレイに撮影するコツ

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夏の風物詩の一つと言えば花火。
写真を趣味にしていれば、手持ち花火・打ち上げ花火どちらでもキレイに撮影したいものです。
しかし、スマホではキレイに撮れていたはずなのに、デジカメで撮ると真っ暗でぜんぜんキレイに写らない…なんて経験はありませんか?

今回は、どんな花火でも目で見たまま、またはそれ以上に美しく写真に撮れる方法をご紹介しようと思います。

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打ち上げ・手持ち花火共通のコツ

花火の撮影では三脚が必須

まずはじめに、花火の撮影をするにあたって、必ず用意したいのが三脚です。
夜の撮影ではカメラの中に入ってくる光の量が足りなくなるため、シャッタースピードを遅くしなければ明るく撮影できません。
また、ISO感度も高くなりがちでノイズの多い写真になってしまいますので、出来る限り三脚を使って撮影しましょう。

ただ、重さの軽いカメラであれば1万円もする三脚を購入する必要はなく、3,000円位で買えるミニ三脚で十分です。
アングルを自由に動かすことはできなくなりますが、カメラを動かさずに固定できる場所が近くにあれば、そこに置いて撮影しても同じことが可能です。

もし可能であれば、レリーズというものも用意すると便利です。
レリーズとは、カメラ本体にケーブルで繋ぐ遠隔のシャッターボタンのようなもの。
カメラ本体ではなく手元でシャッターを切ることが出来るため、シャッターボタンを押すことによる手ブレを防ぐことが出来るアイテムです。

ホワイトバランスは太陽光、または雲天に

花火は暖色系が多いので、オレンジや赤をキレイに発色させるためにホワイトバランスは「太陽光」または「雲天」がいいでしょう。
青っぽい花火を撮りたいときには「蛍光灯」「フラッシュ」を使います。
ピクチャースタイルなどで彩度やコントラストを上げるのもいいでしょう。

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打ち上げ花火

打ち上げ花火の撮影では、打ち上がる場所はだいたい変わりませんので、設定を一度決めてしまえばあとはシャッターのタイミングだけです。
撮影するポイントに着いたら花火が始まる前にすべての設定を終えておく、くらいの余裕が必要です。

撮影ポイントは風上へ、レンズは距離次第

せっかくいい場所を取れても、花火が発する煙がこちら側に来てしまうと白っぽい写真になってしまいます。
当日の風の向きを事前に把握して、出来る限り風上を撮影ポイントとするのがおすすめです。

使用するレンズは花火との距離によって決めましょう。
近いのに望遠レンズにしてしまうと花火の部分的な写真になってしまいますし、遠いのに広角レンズにすると豆粒のような花火しか撮れません。

マニュアルフォーカスで撮る

打ち上げ花火ではオートフォーカス(AF)が上手く使えないため、ピント合わせはマニュアルフォーカス(MF)を使いましょう。
かなり遠い距離にピントを合わせる必要があるので、打ち上げ花火の撮影では無限遠に合わせます。

レンズを見て『∞』マークに合わせたところが無限遠(一番遠い場所にピントが合うこと)になります。
マークがない場合は遠くのビルなどにピントが合うようピントリングを回します。
コンパクトデジカメでは、山のマークが無限遠に合わせてくれる機能になることが多いです。

撮影モードはバルブモード(B)にする

バルブモードとは、シャッターボタンを押している間はずっとシャッターを開けておくモードです。
これによって、花火の打ち始めから消えるまでの一連の流れを、自分のタイミングで写真に収めることが可能になります。

マニュアルフォーカスでピントの設定をしたら、カメラの撮影モードをBに合わせ、F値を13くらい、ISOは400くらいにして花火の打ち上げを待ちます。
打ち上がった瞬間にカメラのシャッターボタン、あるいはレリーズが用意できている場合はレリーズボタンを押しっぱなしにします。
花火が開ききって、消えるギリギリになったらボタンから手を離しましょう。

写真が明るすぎる、暗すぎるときは

以上の設定で写真が明るすぎると感じたらISOを下げ、逆に暗いと感じたらISOを上げていきましょう。
ただしISOを上げすぎるとノイズっぽい写真になってしまいますので、ISOを上げていって1600を超えるようならF値を下げていくことで明るく撮影できます。

手持ち花火

ピントを合わせる場所を決めておく

花火に火をつける前に、どこの位置に花火が来るのかを決めておきます。
打ち上げ花火と同じくマニュアルフォーカスにして、決めておいた場所にピントを合わせて準備しましょう。

シャッタースピードは1/10秒くらい

手持ち花火は打ち上げ花火より光源の距離が近いので、長すぎるシャッタースピードは必要ありません。
花火の軌跡が残るギリギリを狙うと、だいたい1/10秒前後がいい感じに仕上がります。

もし三脚が用意できない場合には手持ち撮影になりますが、1/10秒というシャッタースピードは手ブレを防ぐには少し難しい設定ですので、ISOを8,000くらいの少し高めの設定にして、シャッタースピードを1/20秒くらいにしてみましょう。

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まとめ

今回は打ち上げ花火、手持ち花火の撮影ポイントを解説しました。
花火は、言わば「動く夜景」ですので、シャッタースピードが命になってきます。
最初のうちはピンぼけ写真や真っ暗・真っ白な写真を連発してしまうかもしれませんが、数をこなして練習していけば必ず撮れるようになる被写体ですので、ぜひチャレンジしてみてください。


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