カメラ関連コラム

保存容量無制限のAmazonプライムフォトはRAWのバックアップに使えるか?

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Amazonプライムといえば、月額325円(年間プラン3,900円を12分割した場合。月間プランの場合は月400円)でお急ぎ便が何度でも無料で使えたり、プライムビデオに登録してある映画やドラマ、アニメが見放題になったり、毎年夏に行われているプライムセールに一般会員より早いタイミングで参加できたりと、便利なサービスがまとめて受けられるようになるサービスです。

Amazonプライムの詳しい中身についてはこちら

その中に「AmazonDrive」というクラウド型のファイルストレージサービス(インターネット上にファイルを保存し、ネット環境がアレばどこからでも、どの端末からでもファイルにアクセスできるサービス)があるのをご存知ですか?

ファイルのクラウド保存といえば「iCloud」「Dropbox」が有名すぎて、こちらのAmazonDriveはあまり知名度がありません。

しかし、このAmazonDriveにプライムフォトという機能があり、これが一眼レフユーザーにとってすごく便利なので、ご紹介しようと思います。

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プライムフォトの特徴

写真(画像ファイル)なら、どのサイズでも容量無制限

プライムフォトの一番の特徴は、写真(画像ファイル)であれば、画像の大きさに関係なく保存容量が無制限になる、というもの。

たいていのクラウドストレージは無料プランでは○○GBまで、それ以降は追加容量に合わせて課金制、というのがほとんど。
Googleフォトでも容量無制限のサービスを行っていますが、条件としてファイルが自動で圧縮されてしまうのが欠点です。

対してプライムフォトは、圧縮ナシの元サイズそのまま、しかもRAWファイルもアップロードOKという破格のサービス。
RAWファイルまで保存してくれるフォトストレージサービスは滅多にありません。

一眼レフの写真はJPGでも1枚あたり約8MB、RAWでは1枚あたり約20MBくらいになるので、通常のファイルストレージサービスではすぐに容量がいっぱいになってしまいます。

googleフォトもRAWファイルに対応していますが、無制限ではありません。

たとえばDropboxで10,000枚のRAWファイルを保存しようとすると、ファイルの合計は約200GBになり、無料プランの5GBを余裕でオーバーしてしまいます。
これを有料プランで解決しようとすると、月1,200円(保存容量1TB)のプランに加入する必要があります。

写真のアップロードだけを考えた場合、ファイルストレージだけで月1,200円になってしまうのに対し、Amazonプライムはファイルストレージ以外のサービスを含んで月325円なのでかなりお得と言えますね。

どのメーカーのRAWでもアップロードできるが、プレビューに問題あり

RAWファイルといっても、キャノンなら.CR2、Niconなら.NEFといったように、種類はメーカーによって異なります。
Amazonのヘルプページには以下の記載があります。

対応しているRAWファイルの種類

以下のRAWファイルであれば、Amazon Driveおよびプライム・フォトで写真ファイルとして認識されます。ただし、プレビューは閲覧できません。対応するファイルの種類は、変更される可能性があります。

  • Nikon (NEFファイル) - Nikon D1, Nikon D1X, Nikon D4, Nikon Coolpix A, Nikon E5700, Nikon AW1, Nikon D800, Nikon D50, Nikon D610
  • Canon (CR2ファイル**) - Canon 5D, Canon 1D, Canon 1D MarkIIN, Canon Rebel SL1, Canon 60D, Canon 5D MarkIII, Canon 1D MarkIV
  • 以下のファイルは、Amazon Driveおよびプライム・フォトで写真ファイルとして保存できます。 ただし、プレビューは閲覧できません 。ファイルを閲覧するには、ダウンロードしてください。ARW (Sony) 、 CRW (Canon RAW CIFF image) 、 ORF (Olympus)

パナソニックやペンタックスは?と思ったので、ネット上に公開されているメーカーごとのRAWファイルをダウンロードしてプライムフォトにアップしてみた結果、プレビューができないものの保存容量に変化はありませんでしたので、全てのメーカーに対応しているようですね。

以下の画像はキャノンの5D Mark3のRAWファイル(.cr2)をアップしてブラウザ上で表示確認したものです。
対応ファイルとは言え、「プレビューは閲覧できない」の言葉の通りでした。

動画ファイルは無制限の範囲外

最近の一眼レフでは写真だけでなく動画の機能も充実しています。
写真以上にファイルサイズを圧迫する動画ファイルですが、プライムフォトでは容量無制限の範囲外でした。

とはいえ写真以外のファイルは5BGまでプライム会員の年会費のみで利用できます。
私はあまり動画機能を使わないのでそこまで問題にはなりませんが、動画撮影のヘビーユーザーは動画ファイルだけ別のストレージを利用したほうが良さそうです。

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プライムフォトをバックアップストレージとして利用する

フォトストレージの使い方は人それぞれですが、私はプライムフォトをRAWファイルのバックアップストレージとして使っており、実際の写真をプレビューして見るときはGoogleフォトを使います。

プライムフォトのプレビュー機能はまだまだ貧弱で、写真の数が10万枚など膨大になってくると、過去に撮った写真を探すのがかなり手間。
対するGoogleフォトは顔認識や場所・被写体などを自動でタグ付けしてくれる機能が恐ろしいくらいに使いやすいので、バックアップはプライムフォト、RAWから書き出した写真のプレビューはGoogleフォトといった使い分けがベストだと感じています。

PCからRAWをバックアップ

AmazonDriveにはデスクトップアプリケーションが用意されており、バックアップしたいローカルフォルダと保存先のAmazonDrive側のフォルダを指定してやるだけで、あとは自動で順番にアップロードしてくれます。

Rawはサイズが大きいので10,000枚の処理が24時間では終わりませんでした。
アプリケーションはタスクバーに常駐しているので、この画面は消してしまってもバックグラウンドで処理されるため問題ありません。

バックアップは指定したフォルダの中で切られているサブフォルダも同じように再現してくれるため、ローカルと同じ環境になります。
操作ミスやPCのトラブルでローカル上で消えてしまっても、該当フォルダの中身をすべてダウンロードすれば大丈夫ですね。

また、すでにアップロード済みのファイルは無視してくれるので、あらたにバックアップしたいファイルが増えても、差分だけアップロードしてくれます。

まとめ

写真撮影のトレンドがフィルムからデジタルになった今、データファイルの保存は誰もが頭を悩ませる所です。
私も過去に1ヶ月分のRAWファイルをフォルダごと削除してしまった過去があります(ファイル復元ソフトで部分的には回収できた)。

自分では大丈夫だと思っていても、パソコンのハードディスクはいつか壊れるものなので、きちんとバックアップしておきたいところですね。

もともとプライム会員はお急ぎ便やプライムビデオを見るために加入していましたが、追加料金無しでRAWのバックアップがとれるこのサービスはとても重宝しています。

JPGやPNGなどのファイルを無制限で保存してくれるフォトストレージはいくつかありますが、RAWとなると選択肢にかなり限りがありますので、プライムフォトを候補の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?

Amazonプライムの詳しい中身についてはこちら


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